カテゴリ一覧
2024/05/29
こんにちは、ショップスタッフです。
突然ですが、皆さん平刃と抜け止めのOAタップは使い分けてますか?
弊社には映像制作部門がありますが、現場では時々電源のトラブルに遭遇します。
「この壁コン緩すぎ…」「抜け止めなのにどこでも抜ける…?」「ナショナルのハイ角はアツい!」
このようにいろんな声が聞こえてまいります。
抜止型とは、「平刃コンセントを回転させることにより、抜け防止の機構を有した差込接続器の刃受(コンセント)」のことです。
※JIS C8303:2007配線用差込接続器
コンセント・プラグ製品には様々な試験項目があります (JISC8306:1996 配線器具の試験方法)。
そのうちの一つ、開閉試験では「平刃型:5000回 抜止型:100回」という性能基準が定められています。
抜き差し100回なんて一瞬では?と思った方も多いのではないでしょうか。
毎日使っていたら僅か3ヶ月半で性能基準を越してしまいます。
Panasonicや神保電器、明工社を初めとしたメーカーのカタログを見ていると必ず以下のような記載があります。
「開閉(プラグ挿抜)の頻度が多い場所には使用しないでください」
コンセントは2枚の金属板の弾性変形を利用して、刃を挟み込んでいます。
同時に形状を保持する力(塑性変形)も働き、接触抵抗が上がります。
ではなぜ抜け止め型の耐久性が低いのか。推測にはなりますが、以下のような点が考えられます。
・回転刃のクリアランスを取るために少し幅広である(平刃の刃受に分厚い平刃を差し込むイメージ)
・刃受は円弧を描いており、平刃の刃受よりも接触面積が小さい
・接地ピンの無い平刃を挿す場合、角度によっては刃受を開く力がより強く働く
つまり、スタジオや中継車の裏配線のような「一度つけたらあまり外すことのない所」には向いていますが、繋いでバラしてを繰り返す現場には抜け止め型は不適かもしれません。
(使用期限を定め、毎度全て買い替えるならばそれが安心ですね。)
現場用の多くに「接地付き」2Pプラグ(3Pプラグとも)+「接地付き」平刃型タップを採用。
接地極付プラグは3点で支持なので、左右上下いずれの方向に対しても2Pプラグより保持力が得られます。
タップを更新する機会があれば、是非接地付き平刃タイプを使用してみてください。
ただ、壁コンセントに接地穴が無い場合もありますよね。
各施設の壁コンセントを取り替える訳にもいきませんから、私達で工夫する必要があります。
そこでおすすめな製品が2Pと3Pを兼用できる以下のプラグ。延長コードなどにも採用されています。
・ポッキンプラグ/Lヘナポッキンプラグ(日動工業)
(2023電工カタログ/P.66より引用)
・ニュートビプラグ/フキュートビプラグ(ハタヤリミテッド)
(2023総合カタログ/P.59より引用)
※上記名称は各社の登録商標です。
上記理由から機器用電源ケーブルも、接地ピンのついたケーブルがおすすめです。
弊社では特注の機器用の短尺電源ケーブルを販売しております。
(そうです宣伝です!)
AC13A-080 電源コード 125V 13A 接地2P IEC-C13プラグ 0.80m
AC13A-055 電源コード 125V 13A 接地2P IEC-C13プラグ 0.55m
(30cmタイプは中古にて在庫僅少です。お問い合わせください。)
機器背面からタップまでの絶妙な距離感。キレイなケーブリングのお手伝いをできればと思います。
それでは皆様今日も一日ご安全にお過ごしください。
お買い物ガイド
お支払い方法
送料・配送について
宅急便 | クロネコゆうパケット | 宅急便コンパクト | 180・200サイズ便 | |
---|---|---|---|---|
全国 | 1500円 | 400円 | 800円 | 2500円 |
北海道 | 1800円 | 400円 | 900円 | 3000円 |
沖縄 | 2800円 | 400円 | 950円 | 5000円 |
返品について
不良品・誤納品に限り対応いたします。商品到着後8日以内にご連絡下さい。お客様都合での返品はお受けできません、あらかじめご了承ください。
返品についての詳細はこちらお問い合わせ